LYRIC



       

泡 沫


  作詞:Ale    作曲:Anny 
   編曲:SAVAI



             ゆらゆらと流れる 現世(うつしよ)の儚さを
             ぼんやり見ながらただよう煙


             豪奢な(ごうしゃ)な身なりは この町の意地と嘘
             今日も虚飾(きょしょく)に袖を通す

               紅を引いた顔が 映る鏡を見て
               ギヤマンの鳥が カラカラ笑う

             花は散るのが運命(さだめ)と決まってる
             蝶を呼ぶための薫りを身に纏(まと)い
               
             花は摘まれるのが運命(さだめ)と決まってる
             手(た)折る花びら無情と響く鐘
             水面の光は泡沫の夢


             
             煌びやかな不条理がまかり通る
             ビードロの向こうは琥珀の空
             
             傾城(けいせい)と呼ばれた今は昔
             葦の頭(こうべ)が今日も垂れる

               鼈甲(べっこう)のかんざしが
               深く刺さった胸の奥
               万華鏡の色彩が鮮やかに変わる

             花は三度 愛(め)でるから美しい 
             蜜を吸わせるため 妖しく咲き誇り

             花は三度目で散るから美しい
             久遠の夕闇 悠久の鳥が飛ぶ
             水面の光は泡沫の夢


                           BACK

inserted by FC2 system